高齢者はトイレに行く回数が増えていきます。
- 起きている時間に8回以上
- 寝ているときに2回以上
という状態になった時「頻尿」と呼ばれます。
トイレの回数が増える理由
老化によって体の状態が変化することが主な理由になっています。
- 膀胱の筋肉の伸びが悪くなり、尿を溜めにくくなる
- 尿を濃縮するホルモンが減少し、若いときは濃くて少量だった尿が、薄く大量になる
- 汗をかく量が減り、その分尿で水分を排出するようになる
- 糖尿病や腎不全、過活動膀胱といった病気となってしまった
トイレの回数を減らすための対策
利尿作用の高い飲み物を減らしたり、体を温めて冷やさないようにすると、頻尿状態を和らげられます。
- 体が冷えるので、冷たいものは飲まないようにする。
- コーヒーや緑茶など利尿作用の高い飲み物も減らして、麦茶などに置き換える
- 服やサポーター、靴下などで体を冷やさないようにこまめに調整する
- 寝る前には足首を回したりふくらはぎを刺激して、足のむくみを取る
※寝たときに足の水分が上半身に戻り尿として出そうとするため