一般的な発熱温度は37度以上となりますが、高齢者の場合は平熱が低いために風邪などの症状があっても37度を超えないこともあるといいます。
年齢を重ねるほど基礎代謝が下がり、熱が出にくくなるためです。
体温が平熱より1度高かったら発熱
高齢者の場合は、平熱からの温度差で発熱している状態か見分けるようにするよういわれていて、
体温が平熱より1度高かったら発熱
と覚えておくようにします。
例えば平熱が35.5度なら、体温が36.5度のときは発熱しているとみなして、感染症や肺炎などにかかっていないか、病院に連れて行って診てもらったほうがよいです。
健康なときに平熱を測っておくようにしましょう。
低体温にも注意
高齢になると、体温を保つ働きも弱まるため、寒い時期には低体温症になりやすいというリスクもあります。
高齢者の低体温症の8割は室内で起こるというデータもあり、室温の管理も大事になります。
35度以下まで下がってしまった場合は、意識もはっきりとしなくなってきます。その場合は毛布などで体を温めながら急いで病院につれていきます。
低栄養や、心臓病、糖尿病などの持病がある人は特に低体温症になりやすいと言われているので注意が必要です。