年々日本人の平均寿命は延びています。2019年の平均寿命は、男性が81.41歳、女性が87.45歳となりました。
※「令和元年簡易生命表の概況|厚生労働省」より
一方で、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義される健康寿命は、男性が72.14歳、女性が74.29歳でした。(こちらは2016年のデータ)。
ここからわかることは、健康でいられる年齢は男女共に70代前半までということ。そして寿命を迎えるまでにおよそ10年の期間があるということです。
この約10年の間は、何らかの介護が必要な状態になる可能性が非常に高いということでもあります。
介護が必要な状態になってしまうことは、本人にとっても大変つらいことですが、周りの家族や友人など近しい人もつらい思いをすることになります。
超高齢社会においては、できるだけ病気や怪我の予防をしながら健康を維持して、介護状態の期間が短くなるように意識していくことが重要になります。