認知症の特徴(1) 記憶障害

認知症で一番に出てくる症状が記憶障害です。加齢によるもの忘れもありますが、認知症の場合は体験したこと自体を忘れてしまい、かつもの忘れの自覚もなくなってしまいます。

短期間で急激に進行することが多く、家族や友人などを戸惑わせてしまうことが多くなります。

記銘力低下

認知症の人は、もの忘れがひどくなってしまいます。見聞きしたことを、すぐに忘れてしまうようになるため、同じことを何度も話したり聞いてきたりします。

全体記憶障害

また、体験したこと自体も忘れてしまうようになります。食事をしたこと、お風呂に入ったこと、人とあったことなど、少し時間が経つとすっかり忘れてしまうケースです。

新しい記憶から失っていく

認知症では新しい記憶から失われていくという特徴があり、現在から過去に向かって記憶が失われていきます。そのため、今日のことは忘れてしまっても、昔のことは鮮明に覚えていたりします。

最近の出来事の記憶はどんどん失われていくので、その前段階の記憶の状態が認知症の人にとっての「現在」ということになります。

周りの人にとっての過去も認知症の人には現在であると認識して接すると、理解しやすくなります。

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